令和3年度助成先「ハッピーピース」

  • 2022年07月25日

1.事業名

 発達障がいの理解と、家族や支援者を支えあう居場所つくり

2.事業の目的とその背景

◎勉強会
 発達に偏りがあるお子さんへの対応方法や将来についてなど、親御さんと支援者が一緒に勉強し、共通理解をしています。そのことにより、虐待防止や安心感に繋がっています。

◎茶話会
 育て辛さを抱える親御さんが、同じ悩みを抱えている保護者と繋がることで、普段得られない共感や、他では話辛いことを安心しておしゃべりし、どのように乗り越えてきたかなど、体験談を聞くことで孤立感や心の負担が緩和され、子育ての力の回復を図ることができます。

◎支援者向け研究会
 様々な現場で働く支援者が一緒に学び、支援や手立て考えていくことで、孤立しない居場所と学びの場を提供しています。

3.事業の内容

●勉強会開催 10回開催(参加者 260名)
●茶話会   6回開催 (参加者 61名)
●支援者研修 10回開催(参加者 143名)
●仙南、名取地区勉強会 5回開催(参加者 85名)
◎合計 31回開催 参加者 549名(6月と11月は勉強会と支援者研修同時開催)
◎個別相談 24回利用
◎勉強会・支援者研修講師 代表 本郷 外部講師勉強会 8回開催

4.事業実施にあたっての工夫点とその効果

 感染が落ち着いていた7月までは、会場・オンラインの同時開催を行うことができましたが、8月以降はオンラインのみでの活動となりました。そこで、オンライン開催を活かして、録画アーカイブ受講を会員限定でできるようにしたところ、仕事やお子さんの都合などで参加が難しかった方にもお申込みいただけるようになり、会員数も昨年度29名から42名に増やすことできました。
 いただいた助成金は、リーフレットの作成枚数を減らし、不登校や進学(学習)、就労など様々な外部講師料として使用させていただき、保護者や支援者の「知りたい・学ぶたい」という気持ちに応え、子育ての自信を取り戻し、より良い親子関係を築くこと役立っていると感じています。

5.全体的所感、終了しての感想など

 コロナ禍も2年目となり、保護者も支援者も孤立し、不安な気持ちを誰にも話すことができない生活を過ごしています。学校でも感染が広がり、学校閉鎖や休校など急な変更が起こり、子どもたちも保護者もストレスを抱えています。このような状況だからこそ、保護者・支援者が孤立することなく安心して子どもと関わるいけるように活動していきたいと思います。
 今年度は学童期の子育て中の保護者向けのリーフレットを作成し、「内容がわかりやすい」と様々な場所に置かせていただいています。またブログ以外にFacebookやInstagramでの発信も行ったところ、初めての方から申し込みをいただくことも増え、今後も継続して発信していきます。

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