令和5年度助成先「太白区育児サークル応援隊たい子さん」
- 2024年06月29日
1.事業名
太白区自主育児サークル再生事業
2.事業の目的とその背景
メンバーの入園等で在籍がなくなった自主育児サークルを、新たに募ったメンバーによって自主運営できるようにサポートすることです。地区ごとに育児サークルがあることで、孤立しがちな乳幼児親子の受け皿となり、自主運営の中で苦楽を共にした仲間がその後小学校中学校と地域で子どもを見守るセーフティーネットになることを目指します。主体的に共同体に関わる経験による、地域の担い手(PTAや町内会等)育成も目的とします。
0歳児親子が安心して過ごせ、情報交換等ができる居場所としてサロンを開催し、子どもがエネルギーを持て余しサロンでは満足できなくなる頃、引き続き親子共に顔見知りの仲で育児サークルへ移行することを促します。
3.事業の内容
●育児サークルの再生・継続支援
育児サークルがない地区で、新たにメンバー親子を募り、育児サークルの遊びや運営方法を伝え自主活動になるまでサポート、入園などでメンバーが定着しないサークルが自主運営できるようになるまでサポートします。
●育児サークルの仲間作り
転入等で新しい土地に不安をもつ乳幼児親子に向けて3つのサークルが主催する「初めてママのWelcomeParty」や「育児サークル体験会」を支援し、仲間作りをサポートします。
●赤ちゃんサロン開催支援
赤ちゃんサロンを地区ごとに開催し、サロン利用者が成長して育児サークルに仲間入りする流れを作ることを目指します。
4.事業実施にあたっての工夫点とその効果
サークル会場であるスーパーで困っていた親子に声がけをし、まずサロンに誘ってみました。サロンでは自由に動きたがる子どもの気持ちに寄り添ったり、サークルOGの協力を得て今風の遊びを企画したりと、親子共に過ごしやすい場所になるように心がけ、継続して参加できる親子が増えました。
イベントでのスイーツ選びや運動会の演目など、主となる内容は自分たちで考え選択するように促し、心配な部分等は過去の経験からアドバイス、など主体的な部分はメンバーに任せてメンバー及び参加者共に満足度の高いイベントとなりました。
5.全体的所感、終了しての感想など
西多賀とんとんの会への支援を継続させていただいたことで、年度末にはメンバーが定着しました。また、西多賀の活動で得た人脈を活かして、隣接する八木山での育児サークルの新設に貢献できました。
隊内では、ゼロからの立ち上げを経験し、スタートアップに必要な手順書やスターターセットのアイデアが生まれました。
赤ちゃんサロンは、2地区をそれぞれ隔週(月2回)で開催しましたが、参加者が定着せず、「毎週開催」が必要なのか、あるいは、0歳児への支援が充足しているのか、調査が必要と感じました。